『知っておいしい!海のごちそうブック Umieat』企画・制作 (2022)
日本財団「海のごちそうプロジェクト」のフリーペーパー『Umieat』を作成しました。



2022年、全国のスーパーの魚売り場や鮮魚専門店で無料配布された『Umieat』は、魚売り場から「海の課題」について考えるきっかけをつくる冊子です。日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で制作をおこないました。全国のスーパーや鮮魚専門店の魚売り場で約5,000部が配布されました。

多くの人にとって「海の課題」はまだまだ身近なものではありません。しかし海の「おいしいもの」が好きな人は非常に多いはず。
『Umieat』は、その「おいしい」からさらに一歩進み、「海のカルチャー」を通じて海の多様な課題について興味を持ってもらうことを目指して制作されました。

表紙イラストは北海道滝上町在住のクリエイティブユニットCasochi・井上あみさんによるもの。海の多様性と課題をポップで楽しく探検する素敵なイラストです。
企画のために函館のチームと連携し、何度もオンラインで打ち合わせを重ね、さらに函館で丸1日の対面ミーティングをおこなうなど、じっくりと内容を詰めて完成しました。
主な内容
- 🐟️「知っておいしい!海のキーワード」 海にまつわるうんちくを通じて海の課題を紹介
- 🐟️ 長谷川琢也さん(フィッシャーマン・ジャパン)インタビュー 「苦手だったからこそ伝えられる 未知なる海の面白さ」
- 🐟️ 海産物をさらに楽しむための家庭でできるアレンジレシピ
- 🐟️ 海の課題解決のためのGOOD ACTION紹介
魚売り場という特殊な配布場所を最大限に活かし、単なる「おいしい」から、「海のカルチャー」に興味を持つきっかけをつくる工夫を凝らしました。
また、北海道内の事業者が受託した仕事なので、北海道内ですべてのクリエイティブワークとそのマネジメントが完結することを目指し、実際に完結させることができました。
2022年10月、関東を中心とした全国の魚屋さんに設置されたほか、イベント会場でも配布されました。


Staff
企画・制作進行:國分晋吾(株式会社シンプルウェイ)
企画・撮影・制作進行:佐野和哉、吉田貫太郎
グラフィックデザイン:キシリュウノスケ